やっぱり車がほしい

今の時代、車なんていらない。カーシェアで良いじゃん。

と一般的に言われる世の中になりましたね。

20年前(私が小学生の頃)はそういった考えはまだ世の中に浸透していなかった気がします。

不要論を唱える方々の主張は以下のようなとこでしょうか。

  • 車は高い。
  • 維持費も高い。
  • カーシェアやレンタカーで十分事足りる。
  • そもそも都心にいたら車を使わなくても生活できる。
  • 事故を起こす可能性もあり、リスクでしかない。

わかります。おっしゃるとおりだと思います。異論なしです。

私は愛知県出身だからなのか、車のある生活が当たり前だと思っていたし、どうせ将来は車を持つことになるだろうと勝手に思っていました。

幼い頃は、週末に家族と一緒に車で、近くの岐阜や三重、長野なんかに日帰りで旅行をしたり、キャンプやスキーをしていました。

大学生になると、地元の友達はSUVやコンパクトカーなど、車をすでに所有していたので、帰省時は一緒にアウトレットなんかに車で行ったりもしました。もちろん、レンタカーやカーシェアでも遊びに行きました。

そういった家族や友達と一緒に、「車」という家とは異なる「特別な空間」の中で、景色を見ながら会話する時間は、私にとってとても心地の良いものだったんです。

自分でレンタカーを借りて、ミニバンなんかの大きな車を初めて運転した時の感動は、今でも忘れられないです。

車に乗ったり、車を運転する経験を重ねていく中で、私にとって、車が単なる移動手段ではなくなっていったのです。

彼女ができて、夢の半同棲生活がスタート

そんなこんなで、車が欲しい気持ちをどこかで持ちながらも社会人になり、彼女ができました。(急ですねw)

彼女は仕事上、出勤のために車が必要だったので、すでに軽自動車を所有していました。(羨ましかった~)

彼女の家が遠く、私はリモートワークのできる会社だったため、私が彼女の家に半同棲する形で一緒に生活をしていました。

休日のデート以外にも、平日の仕事終わりに一緒に夜ご飯の食材を買いに車を走らせていました。

社会人になって初めて同棲のような経験をしたので、当時の私は仕事中もルンルンでしたね。(笑)

彼女と半同棲をしてから、車を持っている彼女を羨ましく思いながらも、たま~に運転をさせてもらっていたこともあり、以前より車の所有欲は薄れていきました。

彼女からの教え、そして突然のお別れ

彼女と半同棲をして半年ほどが経った頃、いつも通り休日に彼女とドライブをしていると、1台の車が目の前を通り過ぎ、彼女が一言言ったのです。

「やっぱり○○○○(車名)ってかっこいいよね~。」

当時、私はその車に全然興味がなかったのですが、彼女の次の一言で、一気に意識し出すようになりました。

「○○○○を持つ男はモテるもん。私の職場の女性みんなが言ってるよ。」

その言葉を聞いた私は、そうなんだ~。と軽く返す程度でしたが、内心は「○○○○という車がカッコよくて女性からモテる」ということに驚きつつ、モテ知識を新たにもらい、その日からその言葉が忘れられなくなったのです。

そんなこんなで一緒に生活をしていたのですが、とある秋の日の朝、いつも通りパジャマ姿でソファに座り、2人でテレビをぼーっと観ていると、彼女から「別れたい。」と突然の一言をもらいました。

「え。」その瞬間驚きましたが、同時に私も彼女と別れたいという気持ちがどこかにあったので、私も納得し、急いで自分の荷物をまとめ、「残りのモノは全部捨てて良いから」と玄関前で伝え、彼女の家を颯爽と出ていきました。

彼女が別れたいといった理由は聞けていないのでわからないです。スイマセン。

そうして、私は彼女を失い、「車が欲しい」という欲望を持って自分の家に帰るのでした。

※次回、続きを書きますね!

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